メタルギター 〜 奥の細道

ギター弾きのコウスケと申します。好物はHeavy MetalとHard Rock...etc

Jake E. Lee (2)『Bark At The Moon』

80年代「オジー・オズボーン」の全盛期を支えた凄腕ギタリストたち ... 

 

 今回は最近やたらとハマっているJakeの二回目です。

 名曲揃いの加入一発目のアルバム、Bark At The Moon。

 

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 扱うのはJake E. LeeがOzzyバンドに加入した1発目のアルバムのタイトルトラック、『Bark At The Moon』です。

 

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 彼のリフマスターとしての名前が広がった名イントロ。

 ギタリスト目線になってしまいますが、実は結構な勢いで指をガッツリ開くストレッチなフレーズなんです。

(人差し指が4弦5フレット、小指が2弦11フレットなんてところが…。)

 

 この曲、ちょっとしたエピソードがあって、Jakeの過去の記事なんか読んでいたりすると、このソロは収録されたものとは別に、元々Jake自身で作ったソロがあったらしいんです。ただそれをOzzyが嫌がりあのソロになったとか…。

 インタビューでもJake本人は、「中身のないジャム・セッションみたいなソロだ!」なんて言ってます…。

  ギター小僧の我々からすると名リフ曲に名ソロ有り!なんて思っているんですけどね。

 

 これがそのソロです😂↓

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 コピーしてみて特にわかるんですが、特にこの方はテンポやリズムのとり方でチョーキングにニュアンスを絶妙に操ってます。ゆっくり上げたり早かったり、ヴィブラートの揺れ然り。。。 難しいけど体得すれば間違いなく武器になる。

 

 そしてこの曲、テンポがbpm=144くらいなんですが、後半の16分音符の上昇フレーズが曲者です。速すぎず遅くもなく、自分も弾ききれていないのが何とも…。

しかもその後の6連符はめちゃ速いという(-_-;)

 

 更にはこのアウトロでのソロ。

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 この曲に関して元々の音源はメインフレーズの後ろでハモリが流れてますけど、

ライブ盤(1984年3月のSalt Lake City)は3回しあって、

Jakeは1回目にフリーなソロ、2回目にメインフレーズ、3回目はハモリフレーズ
な感じでやってました💡

 音源に合わせると尺が足らないので、自分は1回目にメインフレーズ、2回目にはハモリフレーズを弾いてます。

 フレーズ自体は全部16分音符だから言うほど難しく無いはずが、ストレッチのせいで難しくなってます😂 瞬時に開かないとノイズ出るし💦
 一番の難所は、人差し指 3弦10フレット・中指 2弦13フレット・小指 2弦17フレットのFメジャーのところ。。。

 

 

 この曲に関してはもう一つ話があって、テンポや雰囲気は違っていたみたいなんですが、元々在籍していたラフ・カットのために作ったっていう話も。

エピソードに事を欠かず面白い!

 

 

 今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 前回のJakeの記事はこちら↓ 

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Andy Timmons (2)『I Still Think About You』

「andy timmons danger danger」の画像検索結果

 

 今回はAndy Timmonsの二回目。

自身のAndy Timmons Bandを筆頭に、今やドラマーのサイモン・フィリップスオリビア・ニュートン・ジョンのバンドなどでも弾いているAndy Timmonsの実質のデビューアルバムが、前に扱ったDanger Dangerの2nd Album、Screw It!

 

「danger danger screw it」の画像検索結果

 

 そう、ゴリラがズボンを下ろしてバナナをもったお姉さんに何かしようとしている、このジャケットです。

(Screw It=「ねじ込め」の意味😁) 

 

 そして今回紹介するのは、バラード『I Still Think About You』。

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 L.A.メタルやヘアメタルと呼ばれたバンド達は大体バラードがありました。

このバンドも例に漏れずあります😁

 聴くとやっぱりAndyの巧さが秀でている印象があります。

 

 

 気になるのでそのソロ、弾いてみました。

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 発売から25年以上経っていますが、Andyの巧さは変わらず。

右手のハーモニクスの使い方やさりげないスウィープ+チョーキングなど、

速さ一辺倒のギタリストとは違う面がチラホラと出てきます。

特にこの曲のようなバラード曲では重要になってくるのではないかと思います。

 

 改めて、ピッキングチョーキング、ヴィヴラートなど基本と言われる部分が大切なのだなと感じられました。 

  さぁさぁ練習でございます!!

  

 今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

↓前回の記事はこちら

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Jake E. Lee (1)『So Tired』

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 今回はJake E. Lee

生まれはアメリカですが、父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフなんですね。

 

 RattRough Cuttと遍歴を経た後、Randy Rhose亡き後のOzzy Osbourneのバンドにオーディションの末、二代目ギタリストとして加入。

関わったバンドを見るとLAメタル界隈で活動をしていたのは言わずもがな。

 ちなみに、当時のOzzyバンドはGeorge Lynch迎え入れる方向だったとか無いとか…。

(Georgeはツアーにも帯同していたほどだったらしい…。)

 

Ozzy Osbourne - Bark At The Moon (1983, Vinyl) | Discogs

 

 こちらがJake加入一発目のアルバム、Bark At The Moonです。

 イントロのリフがあまりにも有名な『Bark At The Moon』ですが、今回はゆったりとしたこの曲を紹介します。

 『So Tired』です。

 

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 Randy在籍時代の『Goodbye To Romance』を彷彿とさせるスローバラード。

ただこの曲、Jake自身はあまりお好きでは無いようです。

 「Ozzyにしてはソフトすぎて気に入っていない」のだとか…。

 

 とりあえず自分が弾いてみました。

 

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 技術的には速弾きも無く派手さは無いです。

ですが、ヴィブラートや2音チョーキングなど、フィンガリングがモノを言います。。。

 疎かにすると下手くそに聞こえてしまうので、音を良く聴いて似せてみるのが一番かもしれません。

 (とかいう自分もまだまだですが…。)

 

 

 今回はここまで。

ありがとうございました。

  

 

Alexi Laiho (3)『Towards Dead End』

「alexi laiho」の画像検索結果 

 

 久しぶりにAlexi Laihoを。

 

 初期の名盤として名高い2nd Album、Hatebreederから。

 1枚目のSomething Wildは、若さと初々しさを兼ね備えて勢いで圧倒させられる印象でしたが、2枚目のこちらは勢いはそのままに、より洗練されて楽曲の完成度がかなり上がっています。

 

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 ネタは沢山あるけれど、弾いたのは『Towards Dead End』。

 イントロからしてギターソロみたいなもんで途中も何度も出てくる上、

サビの後ろもこれでもかと言わんばかりに弾きまくってるので、あえてのアウトロです。

 

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 やはりAlexi、一筋縄ではいかないですね…。

 

 実はこの曲は彼らが18歳の時からあるらしいです…。

曲もこのフレーズ自体もそのままでやってました。

 

 

↓過去の記事はこちらから。

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Andy Timmons (1)『Beat The Bullet』

「andy timmons danger danger」の画像検索結果

  今回はAndy Timmons

 

 今はソロやSimon Philipsのバンドで弾いていますが、

元々はDANGER DANGERという、見た目はThe ヘアメタルというかLAメタルというか…、時代を感じさせる、そんなバンドにいました。

 音楽性はメロディアスなハードロック、これがまた上質だったりします。

前作でも何曲か弾いていましたが、本格的に加入したのは1991年発表の2nd Album Screw It!

 

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  4曲目の『C'est Loupe (Prelude)』から連なる、5曲目の『Beat The Bullet』。

 

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  バンド時代では今よりもギターが歪んでいて、その違いを聴くのも楽しかったりします。

 2014年に期間限定でAndyが復帰したツアーがありました。その映像がYouTubeにあがっているので、気になる方は是非✌

 

 

 この曲のソロ、演ってみました。

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 今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

Paul Gilbert (4)『Daddy, Brother, Lover, Little Boy [The Electric Drill Song] 』

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 今回は全米No.1シングル『To Be With You』収録のMr.Bigの2nd Album、Lean Into It。

 前作Mr.Bigから2年後の1991年発売。テクニック重視な勢いは抑えつつ、バラエティ豊富な曲たちが勢揃い。

 

「mr.big lean into it」の画像検索結果

 

 ↑こちらですね。

 そして今回は言わずとしれたこの曲、『Daddy, Brother, Lover, Little Boy ~ The Electric Drill Song』。アルバム1曲目、ライブ1発目に持ってくる定番曲です。

 その当時、モトリー・クルーKIckStart My Heartのイントロに似ていることで少々話題になったとか…。似ていると言われれば確かに…😂

 映像はライブ版の方を選んでみました。

 

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 曲名の副題にある『The Electric Drill Song』が、ご覧の通りギターソロの後にドリルで演奏します。先端部分に木の棒を差し、そこにピックを3枚つけて弦を弾くという驚愕の奏法。

 これはPaulRacer X時代からやっていた奏法。シュラプネルの出現以降、80年代後半にかけてのテクニック至上主義に対するアンチテーゼのためにドリルを用いたのだとか。

 ただ悲しいことに、その後※Van Helenがやったことにより、Eddyが先に発明した的な話が広まってしまったという…。

 ※『Poundcake』(9th Aibum F@U#C%Kの1曲目)

 ちなみに自分も高校生当時、父親から借りてきたRYOBIのドリルで挑戦してみたことがありました😂

 

 

 そんな裏話もあるこの曲ですが、弾いてみました。(注)ドリルはありません。

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 Paul本人はライブ中、ものすごく涼しげな顔で弾いております。。。

怪物としか言いようがない。。。

 

 今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

↓前回のPaul Gilbertの記事です。

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Pete Lesperance (3)『No Justice』

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 またもやPete Lesperanceです。

   

   誕生日が同じ(10月13日)なので勝手に親近感(笑)が湧いたのが高校生の時。テクニカルな部分は音を詰め込み、独特なフィンガリングの表現にはまり続けた数年経ちました笑

   

   今回も2nd Album、Mood Swings。

「harem scarem mood swings」の画像検索結果

 

 

2曲目の『No Justice』を弾いてみました。

 

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   ソロの入口のではエスニックな雰囲気で、続く3~4小節目のレガートの下降では右手をほぼ使いません。

   続く5小節目以降もVai好きがよくわかるスライドを交えつつフィンガリングで色々なニュアンスを付ける。弾いてみるとこれが意外と難しかったりします。

   

 このまま行くと3曲目のあのLove Songも弾いてしまいそう😁

 

 今回はここまで。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

   ↓前回の記事はこちらです。

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