Zakk Wylde (1)『Mama, I'm Coming Home』
言わずと知れた、Ozzy Osbourneの3代目ギタリスト、Zakk Wylde。
大股を開いて長い髪を振り乱し、ギターを弾くというよりも犯す(!?)と当たっているのでは無いかと思ってしまうほどに激しくカッコいい。
弾くフレーズはあくまでもペンタトニック。その潔さがまた格好良い☆彡
Zakkを聴くのならあの曲この曲って沢山ありますが、大体が
激しさMAX過ぎるので、まずは静かな曲でもと思いこの曲を紹介します。
Zakkが参加したOzzy Osbourne作品の2枚目のAlbum、No More Tears収録の名バラード、『Mama, I'm Coming Home』。
この人は速いのはもちろん壮絶なんだけど、こういうバラードでのペンタの使い方も
唸ってしまうほどのカッコよさ。
王冠が打ち込まれたこのギター、元々はアメリカ連合国の国旗がペイントされていた物を観客に「Fxxkin’ Poison Crazy Guitar!!」と野次を飛ばされ、それに怒ったZakkがボディーをヤスリで削り、その上ビールの王冠を打ち付けてあの見た目になったそうです。。。
やることがなんともCrazy。。。
ということでこの曲のギターソロ、弾いてみました。
今回はここまで。
お読みいただきありがとうございました。
Alexi Laiho (4)『Downfall』
今回はみんな大好きAlexi Laiho笑
自分と世代が同じくらい(1999年過ぎくらいからYoung Guitarを買い始めた世代)でこの人を嫌いな人は居ないんじゃないかなと思うくらい。
言い過ぎにしても、知らない人は居ないと思いますw
そのAlexi率いるChildren Of Bodom(以下COB)ですが、Alexiとともにこのバンドを作ったDrumのヤスカとBassのヘンカ、COBの代名詞のGuitarとKeyboardの超絶ユニゾンを奏でていたKeyboardのヤンネの3人が脱退してしまいまして…。
どうなっていくんかなぁと。
今回弾いているのはライブでほぼ確実に最後にやっていたDownfallという曲。
言うまでもなく彼ら3人のラストライブでもラストでした。
この曲は名盤である2nd AlbumのHateBreederに収録されている最後の曲。
弾いてみました。これはアウトロのKeyboardのヤンネとのユニゾンフレーズ。
難しですね…。
弾いてみて思ったのは、若かりし頃の曲というのもあるでしょうけど、とにかく速い(汗)
それでいて16分音符と休符の使い方。惰性で弾くとノイズが漏れてダセえ事になります…。
ただ、Keyboardとのユニゾンって、ヴィブラートの揺らし方がわからない。
あまり揺らさず無機質な感じでも良いのかなぁと思って少し中途半端感は否めません。
Paul Gilbert (6)『Nothing But Love』
今回も引き続いてPaul Gilbert。
Mr.Bigの3rd Album,Bump Ahead。
名バラードの『Nothing But Love』。
この曲はPaulの作詞作曲です。
自分が弾いているのはソロですが、バッキングのコードワークやアルペジオが美しく、こちらも追ってやっていきたいなと思ってます。
とりあえず今回弾いたのはこちら。
先に書いておくと、音数詰め放題なフレーズは皆無。
・最初の2小節の16分音符に沿ったヴィブラートから入る訳ですが、これまた音程が外れると音痴に聞こえるのでまずはそこから。1音の幅で揺らす。
・4小節目の最後の音のチョーキングはポルタメント。一気に音程を上げるのではなくゆっくりと。スピードは曲をよく聴いてコピーするしかないかも。
・5小節目の始めはハーフミュートでの16分のフレーズ。ピッキングはダウンで。
右手のミュート部分は押さえつけ過ぎず、スタッカート気味に音を切る感じで。
・8小節目の最後の上昇フレーズの譜割りは1拍目2拍目3拍目どれも共通。
(譜面書ければいいんですけどね。)
今回はここまで。
ありがとうございました。
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Paul Gilbert (5)『The Whole World's Gonna Know』
今回は久しぶりにPaul Gilbertをピックアップ。
紹介するのはMr.Bigの3rd Album,Bump Ahead。
前作、Lean Into Itの大ヒットの後、メンバー全員が「プレッシャーがすごかった。」と口を揃えるほどだったといいます。
To Be With Youが全米1位になったため、続くバラード曲を要求されとか。
今回の曲は『The Whole World's Gonna Know』です。
Paul曰く、この曲のイントロのフレーズは、
「以前からアイデアだけはあって形にならず長い間あったけれど、Patのアイデアでこの曲のイントロに合わせてみたらパーフェクトだった。」のだそうです。
そんな、Pat Torpeyとのエピソードのあるこの曲です。
このフレーズが無くしても曲として成立したのかもしれないですが、このフレーズがあってこそ。イントロのフレーズが曲の顔になる、典型的な例ですね。
ということで弾いてみました、ギターソロ。
今回はここまで。
ありがとうございました。
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Jake E. Lee (5)『Centre of Eternity』
今回はOzzy Osbourneのバンドの二代目ギタリスト、Jake E. Leeの紹介です。
Jake加入後の1枚目であり、Ozzy Osbourneの3rd AlbumであるBark At The Moon。
このジャケット、実はOzzy本人なんですよね。アル中でヤク中だったのによく撮影できたなぁと思ってしまいます😂
今回でこのアルバムの曲を紹介するのは4回目なので、少しマニアックな
選曲でいきます。『Centre of Eternity』。
パイプオルガンの音色で始まる…どこかで聴いたような…、
どう聴いても『Mr.Crowry』の雰囲気😁
歌の途中途中で挟んでくるオブリガードも始めはRandyっぽく開放弦を絡めているんですが、後半はJake節のトリッキーなフレーズも炸裂する感じが新旧織り交ぜている感じでニヤけるポイント。
そして今回も弾いてみました、ギターソロ。
Jake曰く、このアルバムの収録曲の中でのお気に入りのソロはもう一曲とこの曲だそうです。やっぱり癖が強いw
スケールの使い方やリズムが一辺倒じゃない彼のこと、この曲のソロも癖のある指使い。裏を返すと、コピーがしにくい訳です。
難しい限りです(汗)
今回はここまで。
ありがとうございました。
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Jake E. Lee (4)『The Ultimate Sin』
今回もOzzy時代のJake E.Leeをご紹介。
前回までと違うのはJake在籍時代の2枚目のAlbum、The Ultimate Sin 『邦題:罪と罰』。全米最高6位の大ヒット。
前作、Bark At The Moonは制作に時間がなく、曲も過去のストックや急遽作ったものを寄せ集めたり、ギター録りにも時間が割けず(1週間もなかったとか)、Jake自身不満が残る結果になってしまったそうですが、今作はOzzyがアルコール中毒の治療のためクリニックに入所。
その為、残ったバンドメンバーで曲作りの段階から時間を掛けられた結果、Jakeも「どの曲も自分で気の済むようにやれた。」と言うほど非常に満足していたようです。
ただ悲しいことに、Ozzy自身がドラッグ+アルコールでボロボロで記憶も思い入れもないために、一時期Ozzyのキャリアから抹消されかかっていた作品でもあります…。
ここでアルバムのタイトルトラックである『The Ultimate Sin』。
前作と比べギターの音もクリア。このアルバムは全曲半音下げチューニング、曲によっては6弦のみ1音下げのドロップチューニングです。この曲も半音下げ+6弦1音下げ。
時折出てくるライブ映像でOzzyがストライパー化しているのに時代を感じてしまいます😂
この時のバンドメンバーはOzzyとJakeの他、オーディションの結果、BassがPhil Soussan、DrumはRandy Castilloが加入。
ちなみに、RandyはMOTLEY CRUEのTommy Leeの紹介がきっかけだったそうで、後にTommy Leeが一度MOTLEY CRUEを抜けた際、Ozzyの奥様・シャロンの紹介で加入したのだそう。
話を戻して『The Ultimate Sin』。今回も、この曲のギターソロを弾いてみました。
ではここでマニアック解説。
コード進行に沿って、コードトーン+テンションを加えたフレーズなので形を覚えれば難しくなく覚えられるはずですが、フレーズが相変わらずのストレッチ絡みなのでそこが問題。。。
特に後半は16分音符(1・2拍目)と6連符(3・4拍目)が交互に出て来てくるだけでただでさえリズムが非常に乱れやすいのに、右手がエコノミーピッキング連発なもんだからもう…。
Jake本人はサークルピッキング(円を描く感じでピッキング)的になってますけど、自分は6連符部分でエコノミーではなくインサイドピッキングで弾いてますね、できなかったんで笑
今回はここまで。
ありがとうございました。
↓前回のJakeの記事はこちらです。
Jake E. Lee (3)『Rock n’ Roll Rebel』
今回もJake E.Leeを紹介していきたいと思います。
Jake加入後の記念すべき1枚目、Ozzy Osbourneの3rd Album、Bark At The Moon。
邦題は『月に吠える』、そのまんまですね😂
振り返ってみますと、このアルバムでJakeが加入に至るまで、様々な事がOzzyに降り掛かったんですよね。
大事件・Randy Rhoadsが飛行機事故で亡くなってしまう。
急遽代役で弾いたのが2人、元ギランのBernie Torme(酷評)とNight RangerのBrad Gillis(大好評)。Brad GillisはそのままNight Rangerでデビュー。
その後、本当はGeorge Lynchを加入させる流れがあったそうで、実はツアーに帯同していたとか。
ところがオーディションの結果、元Rough Cutt〜元RattのJakeが加入…という流れに。(George曰く、「当時はJakeのほうが髪が長かったから。」だそうです。)
話のネタは尽きませんが😁、また次の機会にでも書こうと思います。
そして今回紹介するのが『Rock n’ Roll Rebel』。
ちなみにBark At The Moonとこの曲の2曲はJakeのストックだったみたいです。
イントロでも間奏でも強烈に弾き倒してくれています。
自分だけかもしれませんがこの曲のギターソロ、Rainbowの『All Nigth Long』のソロと雰囲気が似ている気がしてなりません😂。
ということでこの曲のソロを弾いてみました。
コピーして改めて思うのが、よくあるスケールの上下のフレーズがほぼ無く、
休符をうまく挟んで、3連符・16分音符の頭を絶妙にズラしてくる。
ひねりが効いていて個人的にはツボなんです。
この曲でJakeは3曲目なんですが、分析するとこの人もペンタの使い方が非常に特徴があり新発見があるなぁと。Randy Rhoads、Zakk Wyldeに比べると少し過小評価されている気がするんですよね…。
今回はここまで。
ありがとうございました。
↓前回の記事はこちらです。